安心して防音工事を依頼するポイント④

防音

失敗しない防音工事を依頼するポイントについて書いてきました。

テーマ(ゴール)を設定する。

21時まで楽器の演奏をしても、近隣に迷惑を掛けない音楽教室をつくること

テーマ(ゴール)を設定することで予算を抑えることも出来ます。

②遮音・制振・吸音・密閉 の 特性をおさえた防音工事をする。

シンプルにすると
厚みと重さのある壁をつくり、
振動を抑える工夫をし、
反響音を抑える吸音材を使い 、
隙間の少ない、精度の高い施工をする。

以上が、防音工事を依頼する際のポイントです。

このような質問を頂きます。

◆吸音パネルで防音をすることが出来ますか?

吸音パネルは反響音を抑えるものです。 
一般的に吸音パネルは、遮音性能を上げるものではありません。

◆壁にグラスウールを入れることで防音性能を高めることが出来ますか?

グラスウールの本来の目的は断熱と吸音です。
断熱、吸音、制振性能はありますが
“遮音性” を上げるには別の方法が効果的です。

例えば、
太鼓の中にグラスウールを入れれば振動を抑えることは出来ます。
砂を入れるとグラスウールより更に振動を抑えることが出来ます。

遮音(音を遮る)の効果的な方法は、重さと厚みのある壁を造ることです。

◆建材メーカーの施工プランの方が間違いないのでは?

建材メーカー様の施工プランは、
防音工事を受ける施工業者様にとっては
「これを使えば防音になる。」という
便利な《 施工パック 》という特徴もあり、
オーバースペックになる傾向もあるようです。

一般的な建材を組み合わせ施工をすることで
十分防音性能を引き出し、コストを落とすことが出来ます。
落としたコストで、機能性・デザイン性の高い内装をすることを
弊社は得意としています。

施主さまにとり最適な部材と判断した場合は
建材メーカーの部材を積極的に使用しています。

◆防音ユニット (防音ルーム)を考えています。

・防音ユニットのメリット
 手軽さ、工事のはやさ、
 引っ越しの際、新しい場所に移設が出来る等。

・防音内装工事のメリット
 スペース効率が良い 、
 ユーザーの目を引く
 魅力的なデザイン・機能性を選択することが出来る等。

テナントを借り受ける場合、
原状回復や移設費用を考えると、
金額的に差がないように感じています。
メリットとデメリットを勘案した選択で宜しいと思います。