マンションリフォームの工事申請

株式会社三司商事代表取締役の安野です。
東京江東区で60年、住宅リフォーム、オフィス・店舗の内装工事を行っています。

マンション（集合住宅）のリフォームでは、管理規約に準じてマンションの管理組合に工事申請が必要な場合があります。
工事承認まで4週間以上掛かる場合も有り、それまで工事を行うことはできません。

マンション工事の申請について知ることで、リフォーム業者との打ち合わせやお引越しスケジュールも立てやすくなると思います。
マンションリフォームを予定されている方のご参考になれば幸いです。

弊社で施工を行った事例になります。
物件によって条件が異なりますので、正確な情報は施工を行うマンションの管理組合にご確認ください。

音が発生しない工事は工事申請が免除される場合があります。
また、緊急性のあるもの（設備故障や水漏れ等）は、マンションの管理人の判断で申請を免除される場合があります。

床や壁の剥がしや解体を伴う工事は音が発生し、申請が必要になります。

解体を伴う工事

これらをマンションの管理組合に提出します。
マンションの管理組合から、1.2.3を近隣に配布・ご挨拶を行い、捺印を求められる場合もあります。

近隣ご挨拶の範囲はマンションの規約により異なります。

24戸

この記事では、工事申請を行い、管理組合から工事の承認を得るまでの期間を申請期間とします。
申請期間はマンションにより様々で、短くて2週間、長くて6週間、平均すると4週間が一般的です。

マンションにより工事が出来ない日が異なります。

例えば、土日に工事が出来ない場合は、工事期間が2週間（14日間）でも実質の日数は10日間になります。

売買契約前でも、不動産仲介業者やマンション管理会社に工事内容を伝え、以下内容をご相談下さい。

マンションのリフォーム約款や申請書類をもらうことが出来ます。

三司商事では工事申請・近隣ご挨拶の代行サービスを行っています。
お見積の際、お気軽にご相談下さい。

現地調査からお引き渡しまでの流れ

現地調査からお見積、工事、お引き渡しまでの流れを東京江東区のタワーマンションを例にご紹介します。

鍵の引き渡しから工事引き渡しまで、約60日間かかることがわかります。

売買契約の前に現地調査と工事申請を行うことで、売買契約後約30日まで期間を短縮することはできます。

弊社は以下の理由で、事前申請をおすすめしていません。

鍵の引き渡しの前の現地調査は、売主が住んでいて時間制限があることが多く、リフォーム箇所を細部まで見ることができません。
そのため、工事内容の変更や追加が起こりやすくなります。
弊社はリフォームを「居心地も使い勝手もよい空間創り」と考え、お客様が相見積を取り、業者を比較検討することを推奨しています。
検討時間が短くなると、お客様が工事内容（仕様や施工方法）、業者の対応力や経験値などを見極めることが難しくなります。
タワーマンションのようにグレードが高く大規模な施設の場合、共用部やエレベーターの養生、毎日の清掃が求められます。
価格だけで業者を選定した場合「不慣れな工事業者がご近隣への配慮を怠り、入居後に肩身の狭い思いをした」
「満足度が低く、施工後のトラブルも多い」というお声を伺うことが少なくありません。