失敗しない!「Web会議・テレワーク用」防音室の作り方

テレワーク用防音室
  • 集中したいのに周りの音がうるさい時がある
  • 費用を抑えて、必要十分な防音工事を行いたい
  • オフレコの打ち合わせを安心して行いたい
  • 自分で防音対策をしたが、思った効果が得られない

株式会社三司商事 代表取締役の安野です。
コロナ以降、パソコンやスマートフォンなどを使い、非対面で会議や商談をする機会が増えたため、「Web会議やテレワークで使える1-2名用の防音室」についてのお問合せをいただくことが多くなりました。

弊社は1964年の創業以来、

・夜間も営業できる音楽教室
・外部騒音・隣室からの音が聞こえないホテルのスウィートルーム
・機密保持のため、会議中の会話が漏れない会議室

などの幅広く、「防音に関する施工」を手掛けて参りました。

音楽教室

[施工テーマ]20時まで安心してピアノ演奏ができるステキな音楽教室

その施工経験から、資産価値を下げずに「Web会議やテレワークで使える1-2名用の防音室」を設置するポイントをまとめました。
この記事では、Web会議用防音室に必要な防音性能、基本的な空調方法、施工例と概算費用について公開しています。
オフィスや住宅で『Web会議・テレワーク用防音室』を検討されている方、音の問題でお困りの方は最後まで読んでいただけましたら嬉しく思います。

工事費の目安は2023年7月時点のものです。
建築材料等の高騰により、工事費が変動することがあります。

 
防音工事を依頼するポイントはこちらからお読みください

 

Web会議・テレワーク用の防音性能を動画で確認


  • カラオケ店等でも使用される防音ドアWタイプ[G30]片開きを使用。
    見た目は一般のドアと変わらないので、マンションの資産価値を損ねません。
    「家族に気兼ねなく、静かにオンライン会議が出来る」「守秘義務を守りながら会話ができる」
    テレワークリフォームには十分な性能を備えています。
  • 本来、計測はピンクノイズを使って行いますが、わかりやすくするために音楽で行っています。

 

防音室の設置方法とメリット・デメリット


防音室の設置方法として、「オーダータイプ防音室」と「定型タイプ防音室」があります。
三司商事が施工する「オーダータイプ防音室(リモべ®︎防音)」と代表例として「定型タイプ防音室(ヤマハ・アビテックス)のメリットとデメリットを比較しました。

設置方法 メリット デメリット
オーダータイプ防音室リモべ防音
  • 使用目的に応じたカスタマイズができる
    (防音性能・大きさ・ドアの開き勝手・有線LAN引込等)
  • 部屋との隙間がないのでスペースに無駄が無い
  • 内外装をカスタマイズすることで、居心地の良い空間にできる
  • 既存の壁を利用できるのでコストを抑えることができる
  • 引越をする時、移動ができない
  • 原状回復をする場合はコストがかかる
定型タイプ防音室
(ヤマハ・アビテックス)
  • 設置工事や原状回復が容易
  • 引越をする時、移動ができる
  • レンタル・リースで導入ができる
  • 使用目的に応じたカスタマイズができない場合がある
  • 無駄なスペースができる場合がある

働き方を変える防音室

弊社は、1989年からオフィス内装の施工を始め、「働く環境創り」に携わってきました。
私が外資系企業のオフィスを訪問した時、彼らが「とても自由にオフィスの中を動いて働いていた」様子に、豊かさのようなものを感じました。
ABW (アクティブベースドワーキング)という、「活動に応じた環境を整えることで、仕事の効率化や自主性の向上を目的とする働き方」だったことを後に知りました。

「働く環境を選ぶ自由」は

  • 業務の効率化と生産性の向上
  • より自由にアイデアを生み出すきっかけ
  • 仕事中ストレスの緩和

などをもたらしてくれます。

また、テレワークの普及で「自宅で働く」という選択肢が増えました。

  • 小さいお子さんの子守が必要な時は「リビング」で
  • 陽気の良い日は「バルコニー」で風を感じながら
  • 集中したい時やオンラインミーティングは「防音室」で

など、テレワーク環境を積極的に活用することで、働き方が変わり、日々の暮らしをより豊かにしてくれます。

抗ウイルス床3

働く環境を整えることは、家族時間を増やすこと

オーダータイプ防音室「リモべ®︎防音」は、単に防音室を設置するのではなく、働く人に合わせた”居心地も使い勝手もよい、豊かな環境を整えること”をゴールとしています。

住宅からオフィス・店舗まで幅広く、施工してきた経験を活かし、

  • 既存の環境と調和する内外装であること
  • 使い続けても、機能性や美しさをきちんと維持できること
  • 環境や生活の変化に柔軟に対応できること

などを大切にしたご提案をいたします。

防音室を作るとき「絶対にやってはいけないこと」

私たちが防音室を施工する際に「絶対にやってはいけないこと」としているのは、「資産価値を下げてしまう防音工事」です。

防音室は壁を厚く、重く作ることで遮音性能を高めており、多くの建築材やボードが使われます。
その為、解体費用は通常の2倍から3倍と言われています。

防音工事

防音工事の様子

弊社は長年のオフィスや店舗内装の施工経験を活かして、施主様がお引越をされる場合、「低コストで現状回復できる施工方法」を取り入れています。

また、住宅クローゼットを防音室にリフォームする場合、「快適で高性能な防音室でありながら、不要になれば普通のクローゼットとしても使える」ように仕上げ、「解体工事を不要」とするご提案も可能です。

三司商事は「住宅空間・商業空間は資産」と考え、必要十分な防音工事はもちろんのこと、不要になった後までフォローするご提案を得意としています。
施主様が「工事後に得たい状態や解決したい課題」を丁寧にヒアリングし、住宅空間や商業空間の可能性を広げるご提案をさせていただきます。

防音室のご相談はコチラから

「リモべ®︎」の詳細はこちら

 

失敗しない!『Web会議・テレワーク用』防音室の作り方

Web会議用に必要な「防音性能」

防音工事を行う最初のステップは、「どのような音を、どの程度、防音したいか」=「防音工事後のゴールを設定」することです。
ゴールを設定することで必要な防音(遮音)性能が決まり、最適な施工プランを算出することができます。

デシベル目安

音と大きさとデシベル値の関係

Web会議用を行う場合の防音性能は、「25dB〜30dB(デシベル/騒音値)の減衰」で十分ではないかと考えます。

もちろん、それ以上の防音は可能ですが、25dB〜30dB減衰するだけで、うるさいと感じるバスやクルマの走行音を静かな住宅街程度の空間にすることができます。

このような生活音を遮る工事は、音楽教室やダンススタジオのような大掛かりな防音工事を行わなくても作ることが出来ます。

25dB〜30dB減衰は目安ですので現地調査を行い、ご要望や周辺環境、ご予算にあわせて施主様に最適な防音性能を導いていきます。

騒音計

【弊社使用騒音計】 RION NL-42A
オクターブ・1/3オクターブ実時間分析プログラムインストール済み
【適合規格】計量法普通騒音計
JIS C 1509-1:2017 クラス2 JIS C 1516:2020 クラス2

防音性能の高い部屋を作る3つのポイントと施工例

防音性能の高い部屋を作るには「遮音性・制振性・吸音性・密閉性」をバランスよく高める、以下の3つのポイントを抑えて防音工事をすることです。

  1. 遮音性の高いドアに交換する(遮音性)
  2. 厚みと重さのある壁を作る(遮音性・制振性)
  3. 隙間の少ない、精度の高い施工で気密性を上げる(密閉性)

次にオフィスと住宅にWeb会議用防音室を設置する施工例をご紹介します。

オフィスに設置する場合

一般的なオフィス執務室レイアウトです。

オフィス例

オンライン会議は出来ますが、込み入った話はやりにくいでしょう。

防音室の設置例です。
いくつかのバリエーションがありますが、基本は防音室1になります。
用途に応じて防音室2・防音室3のように大きさを変えることもできます。

オフィス用防音室
オフィス用防音室2

防音室1の工事費用の目安です。

軽量下地・ボード張り
(天井も防音)
20万円〜30万円
クロスの張り替え 〜10万円
遮音ドアの設置 20万円〜30万円

※空調設備費・経費・消費税は別途必要になります。

住宅に設置する場合

弊社モデルルームになります。
キッチンとトイレに挟まれた1.5畳のクローゼットをWeb会議用防音室に作り替えました。

住宅施工前

キッチンとトイレに挟まれた1.5畳のクローゼット

住宅施工後

コストを抑えた防音室に

基本はオフィス用防音室1と同じです。
遮音ドアに交換し、クローゼットの壁(赤い部分に)ボードを重ねて張り、防音性を付加したのでオフィスの場合よりもコストを抑えることが出来ました。

工事費用の目安です。

ボード張り 15万円〜20万円
クロスの張り替え 〜5万円
遮音ドアの設置 20万円〜30万円

※天井張り含む 
※壁・天井を作り変える場合、解体工事の費用は別途掛かります。
※空調設備費・経費・消費税は別途必要になります。

既存のお部屋を利用すれば、防音工事の費用を抑えることができます。

クローゼットを防音室に

Web会議用防音室を住宅に設置

Web会議用防音室向け3つの空調方法

防音性を高める為に気密性をあげた結果、「息苦しい・部屋の温度が調節できない」という問題が発生します。
安全で快適な空間とするためには、防音性能を損なわずに換気をする必要があります。

「クローゼットをリフォームしたワークスペースにエアコンをつけられないか?」というご要望をいただくことがあります。
防音室の近くにエアコン室外機の設置場所(バルコニー等)があればよいのですが、そうでない場合、冷媒管の取り回しなどの問題が発生します。
また、一番小さいエアコンでも6畳用のため、クローゼットにはオーバースペックであり、導入コストやランニングコストも大きくなります。

防音室の設置場所や周辺環境によって解決策が異なってきますが、Web会議用防音室の空調について、サンジテレワークリフォームの基本的な解決策を公開します。

リモベ空調 ver.1[給排気扇を使い隣室と同じ温度を保つ]

防音室が隣室と吸排気を行い、空気を循環させることで隣室と同じ温度を保つ方法です。

リモべ空調1

リモべ空調ver.1

給排気扇

給排気扇

メリット 比較的工事費が安く簡単
通年(暑くても寒くても)使用できる
安定した空調管理ができる
隣室のエアコンがついている状態ならばランニングコストが安い
匂いや湿気が籠らない
デメリット 空調の即効性がない(すぐに冷えない・暖まらない)
隣室のエアコンをつけないと空調管理が出来ない(防音室のみの温度コントロールが出来ない)
遮音性能を維持するために工事費がかかる場合がある
工事費 10万円~15万円(消費税・経費別途)

リモベ空調 ver.2[スポットクーラーを利用して吸排気を行う]

スポットクーラーを利用して吸排気を行い、吸気孔から新鮮な空気を取り入れることで空気の循環と温度調整を行う方法です。

リモべ空調2

リモべ空調ver.2

スポットクーラー

市販のスポットクーラー

メリット 比較的工事費が安く簡単
空調に即効性がある(すぐに冷える)
独立した温度管理ができる
施主によるスポットクーラーの直接購入が可能
デメリット 夏にしか使えない(冬は電気ファンヒーターを使用)
冬用(暖房時は)換気システム工事が必要(酸欠防止)
スポットクーラーは運転音がうるさいものが多い
比較的ランニングコストがかかる
工事費 10万円~20万円(消費税・経費別途)
※施主様がスポットクーラーを直接購入の場合
防音対策1

換気の防音対策

防音換気の検証の様子

防音換気性能のテスト

リモベ空調 ver.3[天井埋込ダクト形エアコンを使用]

天井埋込ダクト形エアコン(ビルトインエアコン)を利用し吸気を外で行い、温度を整えて部屋に供給する方法です。

リモべ空調3

リモべ空調ver.3

ビルトインエアコン

ビルトインエアコン吹出口(防音室)


ビルトインエアコン本体

ビルトインエアコン(別室)

メリット エアコンを天井裏に隠せる
快適でストレスのない空調管理ができる
エアコンの買い替えを考えている場合に有効
同時に数部屋の空調管理ができる。(キッチン・リビング等)
室外機が一台(室外のスペースが有効に使える)
デメリット 天井裏にスペースが必要
費用が高い(他の部屋にも工事が及ぶ場合がある)
一つの部屋だけ独立した空調ができない
メンテナンスとランニングコストがかかる
工事費 70万円~百数十万円(消費税・経費別途)
※リノベーション向き

 

防音室についてのご相談はコチラから

Web会議用防音室について、施工例と空調方法についてご紹介しました。
1-2名用の防音室の場合、「既存の壁を活用すること」「空調を考慮した場所に防音室を配置すること」で工事費用を抑えることができます。

「防音性能を付加した、安全で快適な空間」を「適正コストで実現する方法」は、施主様ごとに異なりますので、ヒアリングでベターな方法を決めていくことが大切だと考えています。 

防音室検討中のご相談から、具体的な金額のご相談まで無料で承っています。
まずは気軽にお問合せください。
もちろん、しつこい勧誘など一切いたしません。

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工事費の目安は2023年7月時点のものです。
建築材料等の高騰により、工事費が変動することがあります。

 
安心して防音工事を依頼するポイント

安心して防音工事を依頼するポイント①
安心して防音工事を依頼するポイント②
安心して防音工事を依頼するポイント③
安心して防音工事を依頼するポイント④