安野です。
スタッフや友人との雑談からの生まれたアイデアを形にする「銘木に電磁調理器を埋め込んだダイニングテーブルの製作」
いよいよ最終回です。
前回は「テーブル脚を特注する経緯」と「三司商事がオーダーテーブル制作で大切にしていること」をお伝えしました。
今回は「納品と設置の様子」と気になる「価格」について書いて行きます。
天板・脚・電磁調理器の組み合わせ作業
いよいよ現場で「天板・脚・電磁調理器」を組み合わせていきます。
天板に脚を固定
天然木はデリケートなので、割れてしまわないように下穴を開けてから丁寧にビスで固定をしていきます。
フローリングが傷つかないよう透明のアクリルテープでテーブル脚にカバーをします。
天板と電磁調理器の組み合わせ
天板と電磁調理器を組み合わせていきます。
テーブル開口は調理器の熱膨張を考慮して、1ミリほど大きくしてあります。
調理器がぴったり真ん中に収まるように、スキマを調整して取り付けます。
後々、器具の修理や交換が起きた場合でも簡単にメンテナンスが出来るように、電気配線はシンプルに固定します。
電源を入れ、動作確認をしました。
お湯が湧きました。問題ありません。
キッチンの横に、すぐに温かいものがつくれる空間ができました。
「使い勝手の良い電磁調理器を埋め込んだテーブル」の納品作業完了です。
ミニマムなキッチンを使っている友人には、サイズピッタリです。
「銘木に電磁調理器を埋め込んだダイニングテーブル」のお見積書
最後に、こちらが「銘木に電磁調理器を埋め込んだダイニングテーブル」のお見積書です。
安野が自宅用に作成を始めたテーブルを気に入ってくださりお譲りすることになった経緯から、私が作業をした『サンディング』はお値引きさせていただきました。
今回は天然木である「ハードメープル」の裁断・塗装、テーブル脚にコストが掛かりました。
メラミン化粧板や、既製品のテーブル脚を使えば価格を下げることは可能です。
・キッチンの横に置き、調理と食事ができるテーブル
・2人が座れるサイズ(来客時は3人程度)
・長時間ノートパソコンを使って疲れない
・長く大切に使える
・手入れがしやすく清潔感がある
・できれば、オシャレな感じ
を実現した、ミニマムなダイニングテーブル・サイドテーブルの制作記でした。
友人には数ヶ月使った後、感想をいただく約束をしました。
後日、記事にしますね。
昨今、テレワークの普及により、ご自宅で時間を過ごす方が多くなりました。
住空間のスペースや求める快適性などが、お一人お一人違うのは当然のことです。
居心地も使い勝手もよい空間を実現するために、『気に入った家具は、探すのではなく、ご自身でつくる』という選択肢をご提案します。
長い時間を掛けても「デザイン・サイズ・テーブルの高さ」などがピッタリした家具に巡り会えない・・・という方の参考になれば嬉しく思います。
5回にわたる長い記事でしたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。
『オーダー家具の製作』について、お気軽にお問い合わせください。