安野です。
友人やスタッフと「どんな、ダイニングテーブルが欲しい?」と雑談をしているときに数人から
「使い勝手の良い、電磁調理器を埋め込んだテーブル」
という答えが返ってきました。
飲食店で見かけるテーブルには電磁調理器を埋め込んだものがあり、確かに便利だなと思います。
同時に銘木を使った、ダイニングテーブルやテレワーク用デスク等のオーダー家具のお問い合わせを最近、多く頂きます。
「銘木に電磁調理器を埋め込んだダイニングテーブル」をつくってみることにしました。
銘木はあかるい色と、やさしい木目の「ハードメープル」に決定!
木材の選定のために「WOOD SHOP もくもく」に休みのたびに見に行きました。
なぜ「WOOD SHOP もくもく」さんにしたかというと、江東区木場は、江戸時代から材木の街で「WOOD SHOP もくもく」は銘木を気軽に購入でき、若い頃から材木や塗料を購入し慣れたお店だからです。
ウォールナット・マホガニー・チーク・オークなどが人気です。
何度か通い、わたしが選んだ木材は「ハードメープル」でした。
あかるい色と、やさしい木目が気に入りました。
電磁調理器は、飲食店でも使われている
Panasonic 一口ビルトインタイプ 業務用IHクッキングヒーター KZ-F11B
一般のコンセントに対応できる100Vのものです。
切り忘れ、空焼き自動OFF機能など、安全に配慮されています。
木材(ハードメープル)の寸法は、巾60センチ✕180センチ✕厚み5センチと小さめですが、2~3人での食事ならば十分な大きさだと思います。
電磁調理器のサイズは、W31.5センチ×36センチ✕H10センチです。
”ハード”メープルの硬さに苦戦
オーダー家具の加工始めに、電磁調理器部分の「中抜き」を大工に頼みます。
ハードメープルは硬いので(名前がハードだもの)、ハイパワーの電動のこぎりの歯が、負けて焼き付いてしまいます。
四苦八苦してようやく切り込みを入れました。
電動のこぎりの歯が入らない部分は丁寧に手作業で抜いていきます。
調理器を設置すると問題が見えてきました
綺麗に調理器の入る部分が抜けたのですが、電磁調理器を設置すると問題が見えてきます。
耐熱ガラスが天板の上に数ミリ出っ張ってしまい掃除がしにくいと感じます。
ならばどうするか??
電磁調理器の枠の部分を「トリマー」と呼ばれる電動工具で、丁寧にほりこんでいきます。
プロの方であれば、「そんなの当たり前」と思うかもしれませんが、プロの方ほど、ハードメープルは硬いので、苦労はご存知だと思います。
フラットな天板が出来ました。
その2につづきます。