バリアフリー⑦

バリアフリー

バリアフリーとは

「高齢者や障害者が社会生活を送るうえで障壁となるものを取り除くこと」

 (大辞林)


母が足腰を痛め
車椅子の生活になったことをきっかけに
バリアフリーについての記事を書いてきました。
内装業の私が
母をフォローをした実体験からの見識です。

今までの内容は
・床の段差
・車椅子を取り回すスペース
・手すり
・バリアフリートイレ

どの様に考えて
どの様にポイントを絞り
どの様な手順を行い、施工をするか? まとめてみます。

バリアフリーに関してのまとめ

・玄関までの道のり 
 集合住宅は戸建てに比べ構造的に段差が少ない。
ポイント
 居室までに階段はないか?
 共用通路ですれ違うことが出来るか?
 エレベーターの大きさは十分か?

・家の中の段差の解消
ポイント
 カーペットはフローリングより転倒時に安全。
 段差を無くすには、同じ床材を選ぶのが望ましい。
 数種類の床材を使うときは経験と知識のある施工業者を使う。


・手すり
 手すりを入れる場所を想定して壁を造る
ポイント
 石膏ボードではなくベニヤ板を使う。
 消防法に抵触する場合はベニヤ板の上にボードを上張りする。
 (石膏ボードにはビスが効かない。)
 手すりをつけ、使い勝手を見て頂き承認を得てから壁を仕上げ最終固定をする。
 ※ボードアンカーは使ってはいけない

・ダイニングテーブル
 車椅子は座高が低くなる。
ポイント
 「差尺」を狭くするためにテーブルを薄くする。
  テーブルの脚は少ない方が使いやすい。

・ドア(トイレ)
ポイント
 引き戸が好ましい。
 トイレの中に車椅子で入れることが理想。

手すりやスロープは
「車椅子に乗っている人の為だけでなく
 サポートする人の目線でも作らないといけない。」と感じています。

車椅子を動かすとき
床の段差やテーブルの脚に影響されます。
なんとなく、イメージして欲しいので書きますが
「お掃除ロボット」が通れない場所は、車椅子もNGです。

今後もバリアフリーについて書いていきます。

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