どの様に50~75デシベルデシベル減衰の部屋を作るかの前に
防音に必要なポイントについての説明をします。
防音工事の際、工事業者さんがどんな工事をするのか?
打ち合わせの際、役に立つ知識になると思います。
遮音性 + 制振性 + 吸音性 + 密閉性
・遮音性
・制振性
・吸音性
・密閉性
それぞれの特徴を合わせることで防音ができます。
〇遮音ってなに?
遮音とは音を遮ることです。
シーツか布団を被って大きな声を出すと
布団のほうが声は聞こえなくなりますね?
薄く軽い シーツより、重い厚い布団のほうが
厚み(量)と 重量(重さ)があるからです 。
遮音性能を出すには(量)と(重さ)が重要です。
壁の層を重ねることで、更に遮音性を高めることが出来ます。
〇制振ってなに?
振動を抑えることです。
太鼓はヘッドを叩くことで
ヘッドを振動させ音を響かせています。
太鼓の中に
綿か、砂を詰めた場合、
音が響かなくなるのはどちらでしょう?
重い砂を詰めたほうが振動を抑えることができます。
ヘッドに振動を吸収するゴムを貼り付ければ
さらに振動を少なくすることが出来ます。
制振性能を高めるために、適材適所に振動を吸収工夫をします。
〇吸音ってなに?
反響音(音の響き)を抑えるため 音を吸収することです。
洞穴の中で声を出すと
音が響いて会話が聞き取りにくくなります。
固い岩が音を吸収しないからです。
天井や壁に柔らかい素材を使うことで
反響音をおさえ吸音性能を高めることが出来ます。
〇密閉ってなに?
隙間があれば音は聞こえてしまいます。
隙間を無くすためには精度の高い工事が要求されます。
走行中、静かなクルマは、
ドアの隙間を狭く作ってあります。
防音工事には、丁寧な精度の高い施工が求められます。
防音に必要な四大要素。
遮音性 + 制振性 + 吸音性 + 密閉性
を理解することで
適切な防音工事の打ち合わせと見積りの依頼が出来ます。
それによって
『失敗しない防音工事 』をすることが出来ます。
次の記事は、
お客様から頂く『よくある質問 』にお答えします。