安心して防音工事を依頼するポイント③

防音

どの様に50~75デシベルデシベル減衰の部屋を作るかの前に
防音に必要なポイントについての説明をします。
防音工事の際、工事業者さんがどんな工事をするのか?
打ち合わせの際、役に立つ知識になると思います。

遮音性 + 制振性 + 吸音性 + 密閉性 

・遮音性
・制振性 
・吸音性
・密閉性 
それぞれの特徴を合わせることで防音ができます。

〇遮音ってなに?

遮音とは音を遮ることです。

シーツか布団を被って大きな声を出すと
布団のほうが声は聞こえなくなりますね?

薄く軽い シーツより、重い厚い布団のほうが
厚み(量)と 重量(重さ)があるからです 。

遮音性能を出すには(量)と(重さ)が重要です。
壁の層を重ねることで、更に遮音性を高めることが出来ます。

〇制振ってなに?

振動を抑えることです。

太鼓はヘッドを叩くことで
ヘッドを振動させ音を響かせています。

太鼓の中に
綿か、砂を詰めた場合、
音が響かなくなるのはどちらでしょう?
重い砂を詰めたほうが振動を抑えることができます。

ヘッドに振動を吸収するゴムを貼り付ければ
さらに振動を少なくすることが出来ます。

制振性能を高めるために、適材適所に振動を吸収工夫をします。

〇吸音ってなに?

反響音(音の響き)を抑えるため 音を吸収することです。

洞穴の中で声を出すと
音が響いて会話が聞き取りにくくなります。
固い岩が音を吸収しないからです。

天井や壁に柔らかい素材を使うことで
反響音をおさえ吸音性能を高めることが出来ます。

〇密閉ってなに?

隙間があれば音は聞こえてしまいます。

隙間を無くすためには精度の高い工事が要求されます。

走行中、静かなクルマは、
ドアの隙間を狭く作ってあります。
防音工事には、丁寧な精度の高い施工が求められます。

防音に必要な四大要素。
遮音性 + 制振性 + 吸音性 + 密閉性 
を理解することで
適切な防音工事の打ち合わせと見積りの依頼が出来ます。
それによって

『失敗しない防音工事 』をすることが出来ます。

次の記事は、
お客様から頂く『よくある質問 』にお答えします。