- 床暖房が入ったフローリングをリフォームしたい
- 近隣に工事の騒音等の迷惑をかけず、住みながら工事を終わらせたい
- ワックスがけがいらないフローリングが良い
株式会社三司商事 代表取締役の安野です。
タワーマンションなど、床暖房システムがついたフローリングリフォームについてのお問合せをいただくことがあります。
床暖房システムを壊さないようにリフォームを行うには繊細な解体工事が求められ、工事期間も長くなり、予算も大幅に上がります。
弊社は1964年の創業以来、「住宅やタワーマンションのリフォーム」「オフィス・店舗・ホテルスィートルーム・空港ラウンジ・船舶などの内装」を手掛けてきた内装工事の専門家です。
この記事では床暖房システムの上に直接重ね張りが出来る床材として、パナソニック USUI-TA[ウスイータ]シリーズについて、一般的なフローリングとの比較、メリット・デメリット、種類と価格、施工例についてまとめました。
床暖房システムのフローリングリフォームについて、検討をされている方は最後まで読んでいただけましたら嬉しく思います。
ウスイータを使ったリフォームをオススメするケース
弊社では、施主様より下記のようなご要望をいただいた際、ウスイータを使った施工をご提案させていただきます。
- 近隣に工事の騒音等の迷惑をかけず、工事を短期間で終わらせたい
- 子供や家具の移動、ペットに配慮した高耐久で手入れのし易いフローリングが欲しい
- 抗ウイルス・抗菌加工がされた安心・安全なフローリングが欲しい
また、タワーマンションなど床暖房システムが使われている場合は、「リフォームで床材を剥がした際に床暖房を傷め、水漏れ等の大きなリスクを発生させる可能性がありますので、そのリスクを避ける目的」やフローリングを重ねて張ることで、「お子様の足音など、階下に配慮したフローリングリフォームを行いたい場合」などウスイータによる施工をオススメします。
ウスイータと複合フローリングの比較
「ウスイータ」と広く住宅用床材で使われる「複合フローリング」について、それぞれの特徴とリフォーム工事の流れについて比較します。
フローリング材 | 特徴 | リフォーム工事の流れ |
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ウスイータ |
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複合フローリング |
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ウスイータのメリットとデメリット
ウスイータのメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
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メリットの一部を解説いたします。
1.既存床暖房システムの上からリフォームができる
一番の利点は、床暖房システムの上に直接張れるということです。
床暖房システムを壊さないようにフローリングを剥がすことは繊細な解体工事が求められ、工事期間も長くなり予算も大幅に上がります。
私の知る限り、床暖房の上に直接重ね張りが出来る床材は数種類しかありません。
また、上張りによる床暖房の温度低下も薄型(厚み1.5mm)フローリングなので殆どありません。
2.ドアの加工等が不要
厚み1.5mmの為、開口部(ドアや引き戸の下の隙間)に干渉しにくく、既存フローリングの上に張ってもドアのカット加工等が不要になります。
3.らくらくメンテナンス
ウスイータはワックスがけを必要とせず、拭き掃除だけで表面の光沢が長持ちし、汚れや傷もつきにくくなっているのも特徴です。
抗ウイルス・抗菌加工が施され、清潔な状態を維持出来ます。
4.住みながらのリフォームにも適しています
ウスイータはフローリングの上に直接張れるので、粉塵や騒音の出る剥がし工事が必要なく、剥がしたフローリングの廃材処分もありません。
工期を短縮したい場合や住みながらのリフォームに適しています。
ウスイータの種類と価格について
タイプA:【集合住宅用】柔らかいフローリングの上に張れ床暖房にも対応
タイプB:【一般住宅用】固いフローリングで床暖房に対応
タイプC:【一般住宅用】固いフローリングのみ対応、床暖房に非対応(接着剤不用)
集合住宅はタイプAのみ、一般住宅はタイプBとタイプCに分かれます。
比較してみると一般住宅用・非耐熱のタイプCの価格が極端に安く感じます。
タイプBは、Aと同じ基材ですが、床暖房のみに対応しているので接着剤が異なり、値段が少し安くなっています。
タイプCは、柔らかいフローリングと床暖房には対応できませんが、両面テープのみで張るので接着剤を必要とせず、材料費が安く設定されています。
タイプCは、非耐熱用ですが一般住宅用の遮音性のない固いフローリングにのみ対応しているので、マンションのリフォームではウスイータ・タイプAを使用します。
また、表面にエンボス加工を施すことで、すべりにくい表面仕上げを実現した「USUI-TA[ウスイータ]わんにゃんSMILEシリーズ」があり
・歩行時のすべりに配慮されペットの足腰に優しい
・汚れに配慮(汚れを拭き取りやすい)
・ペットによる傷に配慮(猫の爪や噛み)
といった、ペットと快適に暮らす「ペットリフォーム」に適したラインナップもあります。
ウスイータの施工例
東京都中央区A邸 フローリングリフォーム
USUI-TA[ウスイータ]集合住宅・耐熱タイプを使用(床暖房有り)
ウスイータを使ったフローリングリフォームの流れ
一般的なフローリング施工では、「接着剤は床に塗布」しますが、ウスイータは一枚一枚に接着剤を塗布をすることとワックスの除去が必要になります。
施工費が「一般的なフローリングより少し割高」になる理由です。
一般住宅で使われるタイプCのウスイータは接着剤を使わないので、材料費と施工費が割安になります。
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ウスイータについて、複合フローリングとの比較や特徴、メリット・デメリット、施工例などをご紹介しました。
「使い勝手がよく居心地が良い空間」を「適正コストで実現する方法」は、施主様ごとに異なりますので、ヒアリングでベターな方法を決めていくことが大切だと考えています。
検討中のご相談から、具体的な金額のご相談まで無料で承っています。
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【参考】1.5mmリフォームフローリングUSUI-TA[ウスイータ]の特長