実家に帰ったときは、
車椅子を押したりモノを取ったりせず、
母の手を貸さないようにしています。
手を貸すと頼られ、
母の出来ることを狭めてしまう可能性があるように感じるからです。
なるだけ、自分で自由に移動して欲しいという気持ちがあります。
どうして床に段差が出来るのか?
バリアフリーの工事をしたのに
つまずきが起きる理由
引き渡しのときのチェックポイントを書いていきます。
バリアフリーの床をつくるポイント
例えば
厚みが違う床材の工事をするとき
フローリング=12㎜
カーペット=12㎜
畳=40㎜
当然、床に段差が出来ます。
床の段差を無くそうとすると ±28mm 何かを増し張るか、削る ことになります。
畳とフローリングの厚みを解消できたとしても
難しいのはカーペットです。
カタログスペックには12mmと書いてあっても
カーペットは柔らかいので段差が出来ます。
カーペットは潰した状態で(ミニマム厚み)設定しないといけません。
カーペットをハミ出す設定にすると 5~6mm くらい高さを上げなければいけません。
ここまでは、カーペットをノリ張(ベタ張)するときの話しで
実際には、
カーペットの下に敷く、
フェルトとグリッパーが入ってくるので、更に複雑になります。
・ウィルトン
・タフテッド
・カットパイル
・ループパイル
・カット&ループ
・ウール
・ナイロン
・ポリエステル etc.
カーペットは、
織り方。パイルの種類。素材。
それぞれ違います。
それぞれに合せた工事の仕方をしなければなりません。
これで初めてフラットな床が出来ます。
正直に言うと、
そこまで計算してカーペット工事をしている方は少ないように感じています。
これは、私たちが使っている
CCS(Corporate Culture Standard)に書かれている図と文章です。
Corporate Culture Standard
CCS については、こちら
『バリアフリー』で検索したら面白い画像を見つけました。
外国のバリアフリーのスロープだそうです。
※…私は冗談だと思っています…。
スロープを作ることを優先して
機能していないのでは意味がありません。
誰のために。
何のために。
どの様にするか。
とても、大切に思います。
~続く~