車椅子「ドアが不便」
車椅子の母に
「いま住んでいる家どこが不便?」と聴くと
「ドアが不便、引き戸が良い」と言います。
確かに一人で、車椅子に乗りながらのドアの開閉は不便そうです。
何故かと言うと
「車椅子に乗ったまま、片手ではドアの開閉が出来ない」からです。
商業施設や公共機関の身障者トイレは
“引き戸”が使われている理由は、そういうことです。
トイレに行くことにバイアスを持つと
年配者は水分を取らなかったり我慢したり
健康的に良ろしくない行動をします。
車椅子で使用するトイレを、初心に帰って検証してみました。
①一般住宅のトイレ
大きさは畳、0.6畳強のサイズです。
・ドアを開け
・車椅子を降り
・手すりを使ってトイレに入り
・ドアを閉め
・便座に座る
プロセスに前後はあるでしょうが
こんな感じでしょうか?
②商業公共施設のバリアフリートイレ
トイレの中に車椅子で入ることが出来
引き戸になっています。
畳、2畳位のサイズになります。
トイレの中でUターンすることが出来ます。
便利だけど、
住宅では、これだけのスペース確保できないかもしれません。
調べていくうちに
「アッ」と思うものに、たどり着きました。
③JR西日本225系のトイレ
畳、1.5畳位です。
住宅に鉄道用のトイレを作るわけではありません。
電車と言う限られた空間制限の
スペース効率を再現できれば
最小限のコストでリノベーションが可能です。
トイレの中でのUターンも出来そうです。
ただ、手すりを付けるだけの住宅リフォームではなく
使う方の負担が少なくなる可能性を探求したほうが
あとあとを考えると有用です。
TOTO DAIKEN YKKAP
https://re-model.jp/press/green/selection/35.html
バリアフリーと鉄道車両について 第9話
https://ameblo.jp/blackcat-kat/entry-12017773838.html