ホームインスペクションは中古住宅や新築時の手抜き等を診断をする職業です。
都心から離れ、田舎暮らしを選択する家族が増えると
これからは需要が高まるかもしれません。
二年前の栃木の大雨の時、友人宅が床上浸水に合い
家に入ることも修すことも出来ず
暫く放置したのち、結局解体することになりました。
働き方の変化から、都会から地方に移住される方が増え
中古住宅の購入者が増えているようです。
《竹炭》を使った特殊塗料を開発した
「建築科学技術研究機関 株式会社ASTRO」の
広報と営業の方が三司商事に訪れました。
竹炭って調湿、消臭、抗菌、化学物質分解性能がある。
お蕎麦屋さんのトイレとかに置いてあるやつです。
ASTROさんは、炭が電気を通す特性に着眼し
建物の構造検査を行う『ブラックフレーム工法』を開発されました。
〇ブラックフレーム工法
簡単に言うと
・建物の構造フレームの部分に竹炭塗料を塗る。
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・チェック時のみ通電⇒通電量が100%⇒正常。
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・経年劣化・地震・地盤沈下・洪水・津波・事故等で
構造が歪み、見えない部分で構造フレームに亀裂やひびが入る。
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チェック時に通電を行い、構造フレームに亀裂やひびがあれば
通電量が100%以下となり異常。
どの部分に修理が必要か、瞬時に数値化、判断がつくというものです。
このチェックシステムがスタンダードになれば
売り手も買い手も、住宅の売買の際
安心・安全とスムーズな取引を手に入れることが出来ます。
竹炭塗料は、防カビ、防ダニ、防アリ性も備えていて
固く、耐久性もあり、腐りにくく恒久的に性能は落ちないそうです。
竹炭、漆喰。
日本文化を科学した商品の開発が増えてきました。
何千年も脈々と続けていた歴史が最良のエビデンスだと思います。
住んでみると通電性を活かしてのアーシング効果や
漆喰の発華作用のような空気感の違いを期待できるかもしれない…
そう考えシェアしました。